茨城工場 技術部 品質保証グループ
自社製品品質保証担当（2010年入社）
茨城県古河市にある当社の茨城工場で、製品の調査を担当しています。
茨城工場では、当社の主力製品である地絡保護装置や絶縁状態監視装置の製造を行っていますが、出荷した製品に不具合が生じた場合、検査や修理のために返品されることがあります。それらの不具合品の内部を調査し、故障の原因を見つけ出したり、正常に動くかどうかを確認したりするのが私の仕事です。
日によって多少異なりますが、朝8時に出社し、午前中は不具合品の調査を行い、午後はパソコンでお客様へ提出する報告書をまとめるというのが1日の流れです。
私は、2010年に新卒で入社しました。
学生の当時は、当社の製品をまったく知りませんでしたが、大学からの紹介で当社を知りました。その後、製品を見たり、会社を調べたりする中で、当社の電気保安機器が、病院などになくてはならない重要な製品であるということがわかりました。人の生活やインフラを支える大切な装置の製造に携わりたいと思ったことが入社の決め手になりました。
修理・調査の仕事は、原因を深く追求しないとわからないことが多くあります。そのため、時間をかけて調査し、原因を解明できたときに達成感を感じます。
通常、修理・調査の納期は1〜2週間ほどですが、難しいものの場合、故障の原因がわからないまま納期が迫ってしまうこともあります。そんなときには、同じ部署で長く働く先輩に助言をもらいながら解決方法を考えます。1カ月以上も調査を繰り返し、ようやく原因を解明できたときには非常に達成感がありました。
また、仕事に必要な資格を取得するための勉強時間を、業務とは別に取ってもらえるのも良いところだと思います。私は「電子機器組立て技能士」という技能検定の国家資格を取りました。このように、仕事を通してスキルアップできることも、やりがいにつながっていると思います。
何ごとにも挑戦し、経験することを大切にしています。
私はいま品質保証グループの仕事のほかに、技術部のアフターケア部門を手伝っており、現場へ出張する仕事も担当しています。それまでは工場の中の仕事だけで、お客様と直接応対することはほとんどなく、はじめは慣れないことだらけでしたが、徐々にできるようになってきました。現場へ行くことで、人と人とのコミュニケーションから多くのことを学べていると感じています。
先日は不具合調査と交換作業のため、はじめて1人で仙台の現場に出張に行きました。それまでは、手伝いとして行っていましたが、1人で責任をもって現場作業を終えられたときには、成長を感じることができました。
修理・調査の仕事は、仕事の進め方やスケジュールを、自分で計画して進められるのが良いところです。残業は比較的少なく、有給休暇も取りやすい環境です。一つのことに熱中できる人、ものごとの課題や原因を深く追求できる人なら、やりがいをもって働けると思います。
また、社員同士の関係も良好です。品質保証グループには、製造部から質問が来ることもあり、アドバイスをし合うこともあります。業務外の野球部の活動では、本社の社員と交流することもあります。
私の部署は、全部で5人のスタッフが働いており、20～30年勤続するベテランの先輩もいます。今までは私が教えてもらうことばかりでしたが、今年、新卒の社員が入社し、はじめて後輩ができました。
これからは、いままで自分が教えてもらったこと、覚えたことを後輩に伝え、成長させていきたいと思います。修理・調査の仕事は、経験がないとはじめは難しいかもしれませんが、失敗してもいいので、たくさん経験をしてもらいたいと思っています。
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