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病院向 医用室用電源設備
アイソレーションシステム 警報発生時の対処方法

アイソレーションシステム(絶縁監視装置・電流監視装置)の警報発生時の対処方法を掲載しています。
警報が発生している製品の形式をご確認の上、下記の対象製品から選択してください。

対象製品
・絶縁監視装置  LMI-2・LMI-1・LMA-31  

・絶縁監視装置  LMA-20シリーズ・LMA-11 
・電流監視装置  LMI-2・LMI-1・LIA-8C  

絶縁監視装置 LMI-2・LMI-1・LMA-31

絶縁監視機能は、漏れ電流が流れる前に警報を発報するために医用電源回路の絶縁低下を計測しています。
現在、漏れ電流が流れているわけではありませんので、あわてずに対処してください。
警報発生時は、抵抗分と対地静電容量分を含めた対地インピーダンス(電流値)をレベル表示しています。



STEP1

対処① 【ブザー停止】スイッチを押して警報ブザーを停止してください。
対処② ブザーを停止した状態で【表示切替】スイッチを押して抵抗分表示と静電容量分表示をご確認ください。
    抵抗分表示時は【抵抗分】の表示灯が点灯し、静電容量分表示時は【静電容量分】の表示灯が点灯します。

 

STEP2

【表示切替】スイッチを押して抵抗分を表示させます。

状態① 抵抗分電流表示が大きい場合は絶縁抵抗の低下が考えられます。


対処  医用コンセントに接続しているME機器やコンセント周辺の点検が必要です。
    全てのME機器を医用コンセントから外しレベル表示が0になることを確認後、1台ずつ接続してレベル表示の増加を確認することで原因の特定が可能です。

    医用電源から全ての機器を外しても減少しない場合は、医用コンセントや配線等の故障、または本体故障の可能性もあります。



状態② 抵抗電流表示が小さい場合は絶縁抵抗に問題ありません。



STEP3の対処を行ってください。

 

STEP3

【表示切替】スイッチを押して静電容量分を表示させます。



状態  静電容量分電流表示が大きい場合は、医用コンセントにME機器等が多数接続されていることが考えられます。
対処  不要なME機器等を外して、レベル表示が減少するか確認してください。

    電極など患者の人体に触れることのない液晶モニター等の機器は、医用電源を使用する必要がありませんので一般系統の電源コンセントをご使用ください。
            一般系統の電源コンセントが無い場合は、設置する必要があります。
    
    医用コンセントから全ての機器を外してもレベル表示が減少しない場合は、照明や空調等も医用電源に接続されている可能性がありますので
            一般系統の電源に接続する必要があります。

            医療用分電盤から医用コンセントまでの配線を3芯ケーブルを使用され、u相-v相とE間が密着した状態で配線されていますと
            静電容量分電流が大きくなりますので、幹線となるu相-v相とE間はできるたけ距離を離して配線をやり直す等の処置が必要になります。

 

 絶縁監視装置 LMA-20シリーズ・LMA-11

 絶縁監視機能は、漏れ電流が流れる前に警報を発報するために医用電源回路の絶縁低下を計測しています。
現在、漏れ電流が流れているわけではありませんので、あわてずに対処してください。
警報発生時は、抵抗分と対地静電容量分が合成された対地インピーダンスを表示しています。



 




STEP1

対処  【SILENCE】スイッチを押して警報ブザーを停止してください。

状態  絶縁抵抗の低下、または静電容量分の大きいME機器が医用コンセントに多数接続されている可能性があります。
           STEP2の対処を行ってください。

 

STEP2

対処      不要なME機器等を外して、レベル(メーター)表示が減少するか確認してください。

            電極など患者の人体に触れることのない液晶モニター等の機器は、医用電源を使用する必要がありませんので一般系統の電源コンセントをご使用ください。
            一般系統の電源コンセントが無い場合は、設置する必要があります。
    
    医用電源コンセントから全ての機器を外してもレベル表示が減少しない場合は、照明や空調等も医用電源に接続されている可能性がありますので
           一般系統の電源に接続する必要があります。

            医療用分電盤から医用コンセントまでの配線を3芯ケーブルを使用され、u相-v相とE間が密着した状態で配線されていますと
            静電容量分電流が大きくなりますので、幹線となるu相-v相とE間はできるたけ距離を離して配線をやり直す等の処置が必要になります。

    上記の対処をしてもレベル(メーター)表示が減少しない場合は、STEP3の対処を行ってください。

 

STEP3

対処  不要な機器等を外しても減少しない場合は、絶縁抵抗の低下が考えられます。
    医用コンセントに接続しているME機器やコンセント周辺の点検が必要です。

    全てのME機器を医用コンセントから外しレベル(メーター)表示が0になることを確認後、1台ずつ接続して表示の増加を確認することで原因の特定が可能です。
    医用電源から全ての機器を外しても減少しない場合は、医用コンセント周りや配線等または本体故障の可能性もあります。

 

 電流監視装置 LMI-2・LMI-1・LIA-8C

電流監視は、電気の使い過ぎでブレーカーが作動するのを防ぐため警報で知らせます。 
警報が発生した場合、80%警報と100%警報で対処方法が異なります。
対処を誤ると主幹ブレーカーが遮断し、停電になる場合がありますのでご注意ください。

 

 

状態 80%警報
この警報は警告警報です。この状態で主幹ブレーカーが遮断し停電する心配はありません。



対処  
・【ブザー停止】スイッチを押して警報ブザーを停止してください。ブザー停止中、電流監視警報表示灯(赤)が点滅します。
・主幹ブレーカーの遮断を避けるため、機器の追加は可能な限り抑え80%未満でのご使用をおすすめします。


状態 100%警報


・ブザー停止スイッチを押して警報ブザーを停止してください。ブザー停止中、電流監視警報表示灯(赤)が点滅します。
・100%警報が発生している状態で機器の使用を継続すると主幹ブレーカーが遮断し、接続されている機器の電源が遮断され医療行為に支障をきたします。
・100%警報の直前にコンセントに接続した機器を抜くか、重要でないまたは使用していない機器を抜いて100%未満にしてください。
・可能であれば表示が80%未満となるまで上記の対処をしてください。

・ME機器の中には使用状況により消費電力が大きく変化するものがあり、突然、100%警報が出ることがあります。
 警報発生時にコンセントから抜く機器の順序を事前に決めてください。
・ヒーターやポンプを組み込んだ機器、及び10A以上の大型機器は最大使用電流を確認し、ご使用になるコンセントを決めて使用することをおすすめします。

 

 

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